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*♪【創作SS】White Flag ~貴方の傍に~*

White Flag ~貴方の傍に~




(もうどうしようもないよ。)


心の中で繰り返した言葉。
仕事や人間関係で疲れ切っていた自分を励ましてくれていたのは、
大好きな彼女の存在。


出会ったあの夏から何年経ったのだろう。
あれから時も過ぎて、2人は変わる事なく傍に居るけれど。


「出会って10年か………。俺達も大人になったんだ………。」


口に出して告げた。
隣に居る彼女に聞こえない小さな声で。


………「何か悩んでるの?!黙ってたって理解る。」


テレパシーみたいだなぁ。
不思議な感覚。


「仕事と人間関係に疲れててさ。もう飛べないよ。」


「負けちゃダメだよ。自分らしさは持っていないと!!!」


(どうして其処まで考えてくれるんだろう………?!)


愛されてるんだなぁ、と気付いた。
人ってやっぱり1人じゃ生きられない動物。


「なぁ。雪。どうしてそこまで俺の事考えてくれるの?!」


「放っておけないの。困ってる顔を見たくないから。
それに、人って1人じゃないよ。
必ず傍に誰か居るから。悩まなくても大丈夫。」


俺は、胸の中で数え切れないくらいの有難うを雪に念じた。


’らしくない’ そう想われていたのならば、
雪をがっかりさせていたかなぁ………。


彼女の背後、そっと腕の中に、雪を抱きしめた。


………「雪、有難う。救われた………。」


この人が傍に居なければ、どうしようもなくなって生きる道を誤っていたかも知れない。
誰だって人には言わないけれど、辛い毎日を送っているんだ。
俺だって、どうしようもない事があっても、
雪の言ったように気持ちをしっかり持たなければ。


「玲。私も救われた………。
やっぱり、自分らしく居ようよ。これからも2人で。」


俺はその言葉にコクンと頷いた。



自分の不甲斐なさに泣くのはもう止めにしよう。
明日への扉を開ければ、新しい1日が待っているのだから。
今年もまた11年の想い出がたくさん詰まった夏が過ぎていく。


FIN



□言い訳という名前のヒトコト□

最近のちょっと沈んでいた気持ちも
すべて作品に込めて、
誰かを支える気持ち、も書いてみたのですが。



んー、人の心情書くのは難しいけど楽しいです。
書く事が好きだけど、
いろいろ言葉には気をつけて小説書いていきたいです。

御拝読有難うございますm(._.)m
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2010年07月28日 | Comments(0) | Trackback(0) | 純水小説
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