マリッジリング ネットワークカメラ

*♪【創作SS】ずっと一緒に…。*

「ずっと一緒に…。」

会いたくて会えなくて、会いたくて会えなくて。彼女に。

………気が付いたら時計の針は、AM2:30を指していた。

好きだと思い続けて、デートの約束も取り付けたのに、
結局、俺の用事で約束を果たせず守れないまま…。

時は過ぎ、仕事も一段落して、会社から家路に着く。

携帯電話の着信が鳴った。

………RRRRRR…RRRRRR

「はい。もしもし。」

(隆哉。寂しい。会いたい。)

受話器の向こう側の哀しい声に、胸の奥が痛くなる。

「ごめん。今日も、今、仕事が終わって。今から俺ん家来る…?」

(うん、行く。)

彼女が甘えん坊なのは、付き合ってすぐ分かった。
なるべくその我儘に応えてあげたいのが、俺の考えでもあって。

「咲希。待ってるから。」

(うん。分かった。)

………こんなに広い街の中で、この星空の下で。
どうして二人は出会う運命だったんだろう。

たまにそんな事を考える。

会社から30分、自宅に到着。
………バタン。玄関を開ける。

「隆哉。おかえり。」

「咲希、ただいま。」

リビングのソファに座って、さっきまで考えていた事を口にした。

………「なぁ。咲希。運命って信じる?」

「どうして?」

「この広い街の、この星空の下で、俺と咲希が出会えたのは、奇跡なんじゃないかなぁ、って。」

「うん…。」

「そんな事を考えてた。俺と出会えて良かった? 良い事あった?」

「隆哉。私は隆哉の傍に居る事が一番幸せだよ。」

「例え、会いたくて会えなくても? 俺がデートの約束破っても?」

「我慢する事も恋だから。気にしなくていいって。大丈夫。」

………俺は彼女を抱きしめた。

「傍に居てくれてありがとう。ずっとずっと咲希の事を守るよ。」

「私も…。隆哉に出会えて良かった。ありがとう。ずっとずっと愛してる。」

気付けていたんだ。
運命なんだって。
出会う星の下に生まれて来たんだね、きっと。

貴方が傍に居ると、見えない物も見えてくる。
分からなかった事も知れる。

………隣に居れくれて良かった。
ずっと心は一緒なのだと信じて。

Fin


□ヒトコト□
久々にSS書いてみました。
FOV聴きながら、るんるんで書きました。
自分にしては上出来。

20120908
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2012年09月09日 | Comments(0) | Trackback(0) | 純水小説
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